職人へのお茶出し
お茶出しとは平たく言えば「職人さんへの差し入れ」のことで、昔は家屋の補修などに来てくれた職人さんへ「どうぞ一休みしてください」と家主が言ってお茶やお菓子を出し、職人と世間話をする…なんてことがよくありました
その名残として、職人さんへ何かを差し入れる風習が残っています
お茶出しをしてもらうと応援されていると感じて嬉しくなり「良い施主さんのために良い物を作らないと」とやる気がでます
もちろん「お茶出しをしてくれないから手を抜こう」なんて考える職人はいないのですが、お茶出しをすることは確実にプラスに働きます
お茶出しもコンプライアンス違反?
しかし、現代の大企業の多くは、お茶出しなどの授受が利害関係の一部に使われるリスクがあり、取引先間で公平性が失われると考え、就業規則によって「贈答品の禁止」が明示されています
そのため、お客様や取引先から頂き物をすると「コンプライアンス違反」となり、職人が辞退している場面をみかけます
お茶出しの本来の意味を失い、感謝の気持ちを込めて何かを贈りにくくなりました
よくいただくうちの社員
当社では、社長に報告することを前提として、お客様からの頂き物をありがたく頂戴しています
工事の満足度は単純な腕前・技術だけで決まるものではありません
身だしなみやマナー、挨拶、コミュニケーション能力などが大切だと捉えるお客様が多く、うちの社員はよくいただきものをします
お客様宅にあった飲み物や甘いもの、おせんべいなどをさっと差し出しくれているのでしょう…たくさん持って帰ってきます
今日、社員がいただいて帰ってきたお菓子です
お客様宅の打合せをしながら、みんなで食べました
お気持ちが、とてもうれしいです
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